シャレードマニアクス プレイメモ(8)

 

 

 

 

【 君ありて■■（茅ヶ裂ルート） 】

 

あの罰ゲーム以来、茅ヶ裂さんは一人でぼーっとしている事が増えたようだ。

クレーム・アングレーズという甘いソースをドレッシングとしてサラダにかけたりと
食全般に無頓着だったり、星座を知らなかったり、気になる点が色々…

明瀬の話だとかなり古いバックナンバーに「茅ヶ裂」という女性の名前があったらしい。

夜中にどこかに出かけていた茅ヶ裂さんに真っ向から質問するヒヨリ。

→どこへ行ってたんですか？

→ケガをしていませんか（★↑）

ヒヨリが知ると辛い真実っていうと茅ヶ裂さんが異世界人とのハーフだったりするのかと考えてしまった。
その後も茅ヶ裂さんはあまりにも自分の事を卑下している。

茅ヶ裂さんが図書館でヒヨリから隠したディスクもなくなっていたし、
バングルからも見られないようになっていた。
ただのキャストにそんな事が出来るのか？

茅ヶ裂さんが一人で公園にいる時は異世界人達に攻撃されてたし。。
そのすぐ後の二人出演の恋愛ドラマの出演を茅ヶ裂さんはきっぱりと拒否していた。
その罰ゲームで茅ヶ裂さんは両目の機能を失った。

とにかく茅ヶ裂さんがヒヨリを傷つけたくなかったんだという事は伝わったよ…

だからメンテナンスの時に尚更ヒヨリに対してショックを受けたのかな。。
異世界人から貰ったアイスの事を思い出した時のヒヨリも相当ヤバかったし。
結局、茅ヶ裂さんを傷つけていたのは自分の行動や考えだったのだと
ヒヨリは気付いてしまい自己嫌悪に陥っていた。

→過去のキャストなんですか？

茅ヶ裂さんの母は20年前に異世界配信のキャストとしてアルカディアにやってきた。

→今も持っていますか？

→スポンサーですよね？（★↑）

7章の時点で予想していた事は大体合ってたみたいだ。

茅ヶ裂さんの父親は異世界人らしく、人間と異世界人に子供が生まれるのは特殊な例だという。

この世界で自分の身を守る為にはキャストであり、スポンサーでなければならなかった。
ヒヨリをこの世界に連れてきたのもディレクターに扮装していた茅ヶ裂さんだった。

「僕は産まれてくるべきじゃなかった。
そこに愛なんてなかったし、
僕はどこの世界でも異物でしかない

……その僕が、恋愛を演じるなんて滑稽です。
愛なんて知らないのに、その僕が」

現実世界で唯一両親との繋がりであった右腕を宝物だと思い生きてきたのに
異世界で真実を知り、かなり傷ついたんだという事が
茅ヶ裂さんが強い口調で語る本心から伝わってきた。
だから死んでもいいなんて思っていたのかという理由もわかった。

そんな茅ヶ裂さんに配信が終わるまで生きなければいけない理由をヒヨリは作った。
それはお互いにとって救いだったように見える…。

まずは罰ゲームの原因となったドラマを再演していく。

ヒヨリとの恋愛ドラマの後は第二区画解放のメンテナンス。

罰ゲームによる制限が解除された後のデート。
異世界人達は異物である茅ヶ裂さんに容赦ない言動をする。
それをヒヨリに見せた上で、ヒヨリの想いを聞いた上で
ヒヨリとの関わり方を最初に戻すようにする。

ヒヨリとの距離も離れていた期間に茅ヶ裂さんは帰還の為に行動をしていた。
双巳さん辺りが怒りそうな行動を。

二人の想いが通じて良かったってこんなに思う時がくるとは。

「裏切り者」の茅ヶ裂さんが最後に演じさせられたのは命がけのドラマだった。

 

 

【 君ありて幸福（茅ヶ裂エンディング） 】

 

元の世界に戻ってきたヒヨリ。
一般には公開されなかった異世界配信の事後処理に付き合い
捜査に協力する日々を送っていた。

茅ヶ裂さん、自分の意志だったとはいえ本当に腕を失ったのか…。

大学を辞めて今は情報管理局で働いているらしい。

同じスポンサーでも双巳さんと茅ヶ裂さんの考え方や行動は全然違った。
他のルートで関わる茅ヶ裂さんはヒヨリに対してずっと後ろめたさがあったんだという事もわかった。
だからあんなに警告してくれたり気を遣ってくれてたんだなと。

ヒヨリへの想いが強くなってからは行動力や決断力も凄いなあと思った。

「……失うことが怖くなるほど、
僕に幸福をくれてありがとう

誰に触れるのも怖かった僕を、
変えてくれてありがとう

これからはずっと、
あなたのぬくもりを僕にください――」

二人が現実世界に戻って来れて、幸せそうで本当に良かった。
3周目にしてようやくエンディングだと思えるエンディングだった。

せっかく貰ったテディベアのちさきくんもデータだから消えてしまったのかなぁ…。
テディベアをくれる時の言葉、罰ゲームを受けた後の茅ヶ裂さんへの介助など
お互いの行動に萌えるポイントは多かったと思う。