剣が君 for V 君と生きる道を目指して(七)

縁の剣・荒魂エンド&後日談と、剣・奇魂エンド&後日談を見ました。
荒魂エンドは、自分の命をかけても最後の最後に神降ろしを成功させ、
マレビトを封印し常世への狭間をとじるという事を成し遂げ、
縁は侍として死ぬことが出来たというものでした。
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この殉死が美徳でもあると思うし、
縁は自分の生き方について苦悩していたようだったから
香夜に背中を押してもらって侍として生きられた事は良かったのかもしれない…。
なんか、なんとしてでも生きていてもらいたかったって
悲しんじゃいけない結末なんですよね。
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縁の最期とスタッフロールへの導入で泣きました…。
後日談でも泣きました…。
香夜は孔魔壇の一件での働きが買われ、
辰影により長七郎の側仕えの女中になった。
皆の前では縁の事を話す時に笑顔だけど
部屋に一人になった時の気持ちの沈むギャップがかわいそうだった。
縁が最期に身につけていた着物を仕立て直して部屋にかけてあるとか
辰影の縁に対して思っていた事を香夜に語るシーンとか
こういうのに弱いんですよ…。
剣ルートでは香夜のもとへしつこく通い畑までついてきて
畑仕事を手伝うというくだりはなかった。
お役目や侍としての生き方にスポットが当たっていて縁がかっこよかったです。
水戸にいた頃は「謹厳実直」な青年だったらしいから
遊び人になりきれておらず根は真面目なんだろうな。
縁に宗近を与え、家光の養子にするために仕組まれていた
八百長の御前試合が縁の生き方を大きく変えてしまったのは
自分ではどうにもならない運命の奔流に巻き込まれた感じでかわいそうではある。
あと、反魂呪の儀式に失敗した理由は七重なんだろうな…。
七重って本当に山賊に襲われて身ごもったのか?
それにしてはお腹の赤ちゃん大切にしてたしよくわからないところ。
じゃあ鼓の純粋な想いに対して後ろ暗い気持ちにならなかったのか?と
気になるし七重と鼓関連の話は結構興味があります。
奇魂エンドは、信春エンドって感じでした。
長七郎をかばって縁が重症を負うところまでは同じだったけど、
孔魔壇へ行くのには香夜はついて行かなかった。
縁は孔魔壇へたどりつく前に鼓と戦い、勝利はしたものの
身体はボロボロで神降ろしも叶わず宗近の使い手にも慣れず倒れた。
「俺も、君のそばで死にたかった…」は切なかったです。
まさに、無念の死って感じだったけどせめてもの救いは縁が一命を取りとめた事。
荒魂ルートと違ってマレビトが常世からやってくる事がなかったのも良かったわ。
けど水戸城へいた頃までの記憶しか残っておらず御前試合の事や
宗近を手にしたこと、家光の養子となり江戸城へやってきた事などは
一切覚えていない状態。
けどなぜか香夜に惹かれ、香夜の店へお忍びでやってきて蕎麦を食べたり、
いつも信春の名前を悲しそうに呼ぶ香夜の事が気にかかり
香夜の笑顔を見たいと願ってしまう信春。
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以前縁が自分の正体を告げた神社での
「将軍家の人間でも、一番刀でもなんでもない、
 つまらないただの男である私の…
 そばにいてほしい。」
という台詞には泣きました。
スチルもあの時を彷彿とさせる感じになっていたのがまたニクい演出だ!!
縁の剣ルートは涙の種類は違えども両方泣ける話だったなあ…。

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