剣が君 for V 君と生きる道を目指して(一九)

実彰の剣・荒魂エンド&後日談を見た後、剣・奇魂エンド&後日談を見ました。
荒魂エンドは切なかったです…。
夜には幕府の命で人も妖怪も斬り続ける実彰。
御天道様の下を歩けない生き方をしているが
自分が手を汚せば香夜の平穏な日常を守ることができるならそれでいいと思っていた。
だがある日、やはり香夜を危険な目に合わせてしまった実彰は
香夜と二度とは会わない道を選んだ。
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もう二度と会わないとしても影で彼女の平和な日常を守るため剣を振るい続ける…という
かなり切ないエンディングでした。
剣聖として幕府の為に剣を振るう事が実彰の償いになってしまったが
償いによって更に実彰は人斬りとしての罪悪感がつきまとっていくという
あんまり救いがない話ですね。
結局、実彰にとって剣の道に進むっていうことは
自分が救われない道に進むっていうことになっちゃうのかなあ…。
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剣ルートは五話の段階で仇討ちについては決着がついた。
六話では孔魔壇で香夜を守るために
ついに駿府の侍達を複数人斬ってしまっていた。
もう斬るか斬られるかの状態で、鼓との共闘もなしだったから
大切な人を守るためならやむを得なかったんだろうけど結構血生臭い展開でした。
あんなに「もう人を斬らない」と言っていた実彰に
自分を守るために再びその手を血で染めさせてしまって香夜はどう思ったんだろう…。
あと、君ルートみたいにお互いに想いを確かめ合うこともなかったけど
それでもお互いにお互いを想い合っているのが自然に感じられたから良かった。
それと、香夜父の再婚話って実彰・君ルート限定の話なんですね(多分)。
奇魂エンドは孔魔壇にて自分の命を犠牲にしてでもマレビトを鎮め、
常夜への扉を閉じ、江戸の平和と香夜を守るという展開。
実彰がいなくなってしまったけれど荒魂ほどの切なさはなかったです。
香夜は毎日実彰に再び会える事を願いながら、
森に通い実彰の遺したくるすに祈りの言葉を捧げる日々を送っていた。
もう一度常夜への扉が開けば実彰に会えるかも、とか
あの時自分が犠牲になっていればとか考えるようになってしまった香夜。
けど庵で孫六兼元に触れたことによりハバキ憑きが目を覚まし、
実彰が孔魔壇へ向かう前にハバキ憑きに語った香夜への想いを伝えてくれた。
実彰がハバキ憑きを香夜に遺していってくれた事により
香夜の心はだいぶ救われただろうなと思う。
あと、エンディング後の苦さがなかったのは
実彰が英雄として香夜を守って死ねたという事もあるからかもしれない…。
種類的には縁の荒魂ルートの時に近いかっこよさかな…。
ここへ至るまでの過程や気持ちなんかは縁と実彰とでは違うけど。。
っていうかどのキャラも一度はいずれかの魂で死の結末を迎えるんですね。
もう残すところ実彰の君・和魂のみとなったが、
左京の剣ルートはDEAD or DEADだったし、まだ油断は出来んぞ……!

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