SWEET CLOWN進行状況(3)

SWEET CLOWN

一ヶ月という期間を自ら設けて、もしスイクラになる以外で外に出られる方法を
見つけられなければ柘榴はスイクラになると皆に宣言したところから
久瀬ルートはスタートしました。
それを聞いて真井と久瀬は柘榴に協力的だったけど
この時点で密原は非協力的な上、柘榴と久瀬の親密さが面白くなさそうだった。

柘榴の体調が悪くなったりしたらすぐ気付くことができるようにと
柘榴の部屋で寝泊りするようになるところとかも良かった。

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密原の言ってることがどこまで本心か計りかねて全然信用できないです(汗)

久瀬ルートに関してはかなり私好みなシナリオでヤバイです。
久瀬と柘榴の関係がただの姉弟から変わっていくところが…。
まず人に心を許すことのなかった柘榴の口から「姉弟だから!」
という言葉が飛び出て言った柘榴本人も凍り付いちゃうところとか
柘榴の心境の変化が細やかに描かれているところが更に良いですね。

久瀬の秘密も正体も判明し、柘榴だけでなく久瀬も柘榴と過ごし
自我や感情がどんどん芽生えていき葛藤していくところも丁寧な描写だと思う。
道化師に命を引き渡してでも兄と母の命を救う事を願い、
自分は密原宗助として生まれる事が出来ず
道化師によって生み出された菓子人形。

密原は久瀬が菓子人形であるという情報だけを知っていたから、
久瀬の秘密を知る事ができず不安がる柘榴に対して
言葉巧みに久瀬の秘密を吹聴し二人の仲違いを狙っていた。
本当にしたたかな奴だと思ったよ!!!
蒼馬は柘榴をこの城にしばりつけて欲を満たすための存在?
スイートクラウンにするための存在?
今までの蒼馬の行動と蒼馬の存在する意味が
真逆すぎてこの辺りのくだりはヤバかった。

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蒼馬がなぜ出会ったばかりの柘榴の事を
こんなに慕ってくれるのかという疑問も払拭された。
蒼馬が柘榴の事を「守る」と言ったのも「弟」だと言ったのも
創造主である道化師の教えを忠実に守ったから。
けど久瀬は道化師の操り人形ではなく自分の意志で姉弟以上の感情を柘榴に抱き、
柘榴をスイクラにする事なく外に出す事で自分が自分である事を証明しようとした。

「大丈夫だ。お前は生きている、この先がある
柘榴さえ心を開いたら、俺のように好意的に思う人間も必ず出てくる
俺が保障するから心配するな。
お前はとても魅力的な人間だ」

久瀬は自分が道化師に作り出された菓子人形であり、
外の世界で人間として生きられない事をわかっていても柘榴の幸せを願った。
けどそれは柘榴本人の気持ちは無視したものだったけど。。。
柘榴にとっては外の世界に久瀬程自分の事を思ってくれる人がいない事も
帰ったとしてもお茶会にくるまでの日常が帰ってくるだけだと思っていたから
久瀬のいない外の世界に出る事なんて意味がない事だという思いを抱えていた。

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蒼馬の本心が爆発するシーンは特に凄かったです。
柘榴の事が好きで好きで堪らない!!
悔しい!悔しい!!自分だって誠丞と同じように人間に生まれたかった!!
人間に生まれていたら柘榴の事を幸せに出来るのに!!…という(だいぶ端折ったけど)。
けどここで柘榴も蒼馬の事を幸せにしたいと言って二人の距離が近づくのが良かったです。

柘榴が蒼馬に隠し事をせずなんでも話すようになったところは安心できました。
二人でベッドで眠って、遅くに起きて行動…っていうところの気だるさもなんか好き。

けど最終的にどういう結末が待っているのやら…。
柘榴は明らかにスイクラに近づいていっているようだし。
途中から欲望度メインから好感度メインの選択に切り替えていってるんだけど
どんなエンディングに到達するかな?

 

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