篠原君ルート(?)をクリア(?)しました。
最後のあれがエンディングなのかわからないけれど
エンディングテーマが流れたのでおそらくクリアという事だと思います。
タイトル画面も葵一人だったところが篠原君が増えていますし…。
1周目なので選択肢も少なかったんだと思います。
だから余計にあっさり感があったんだと思う…多分。
クリアすると周回イベントが更新されるようなので後にやればやる程
選択の幅が増えて良さそうな気がします。
綿森が言っていたように、綿森と図書館で話した後くらいから問題が浮上し始めました。
携帯プレイヤーで6月に行った科学部の合宿の時の動画を見ていた時の
篠原君の何故か他人事のような違和感の理由やいつも同じ本を読んでいて、
いつもその本について同じ事を言ったり、
昨日も一昨日も放課後に図書館へ同じ理由で誘うという不安を煽るような
行動の理由が結構重いものだったので驚きました。
生まれながらに前行性の部分的な記憶障害を持っていて
中学3年の時の交通事故をきっかけに更に物忘れが酷くなり、
あと2、3年もすれば何も覚える事が出来なくなり篠原君の時は止まってしまう。
それを知った葵は「忘れられない思い出」をたくさん作ろうとして、
毎日篠原君とデートするけど最後のほうには
それも覚えていなかったというのが切なかったです。
特に告白は「忘れられない思い出」になっていたと思ったので
それも覚えていなかったのが特に切なかった。
けど、その後葵が悩んだ末に出した結論は「一緒に幸せになりたい」。
手帳を読んだあとの夜の海岸での
「好きな人を!不幸になんてできるわけないじゃないですか!!」という
篠原君の悲痛な叫びに涙がでました。
葵は全てを受け入れて一緒に生きていく事を選び、
篠原君が忘れても私が覚えている、孤独にさせない。という辺りには感動しました。
余談ですが「今夜は……月がきれいですね」という篠原君の言葉を聴いて
つい月影の鎖の榛名の台詞を思い出してしまいました(汗)
あちらは「月がきれいですね」の言葉の意味が違いますが、
結構記憶に残るシーンだったのもあり声優さん的にもつい…。
最後の7月29日に二人で海でクジラの話をした時に
思い出を失ってしまったんじゃなくて思い出せないだけで、
今回のクジラのようにいつか思い出せる時がくるかもしれないという
言葉が前向きで良かったです。
まだ終わりじゃなくて希望を感じさせる終わり方で。
終わってから色々考えてみているのですが
葵と篠原君は読書好きだとか共通点があったりするし、
手帳を見ると記憶喪失である事に親近感を覚えていたりするのに
どうして嫌っているような苦手なようなそぶりをして
結果的に二人は不仲っぽくなっていましたが
葵の篠原君に対する誤解と、
記憶障害の件もあり必要以上に仲良くなろうとせず
遠ざけようとする篠原君の態度もあって理由もなく仲が悪く見えていたのかなぁ。
個人的に途中までは若干喧嘩する程…って感じで好きだったんですけどね。
ループの終了宣言をする時の部長のまともさだったり、
木野瀬君の大切な人が記憶を失う前の葵だと匂わせるような台詞があったりと
だいぶ他のキャラクターにも興味が湧いてきました。
2周目からはLRCシナリオも追加されていそうなので楽しみです。