今回で二角獣ルートのエンディングも全て見終わりました。
これでマツリカの炯の全ルートクリアです。
想像を遥かに越えたやりごたえ抜群な内容でした。
攻略キャラ1人に対して3つの結末が用意されていて
エンディング毎にスチルがあるところもGOOD👍🏼
しばらく余韻に浸っていたい作品でした。
剣が君みたいに号泣する事はなかったけどストーリーにはのめり込めました。
手放しに「すごくハッピーエンド」っていえるエンディングはなくて
どれもどこか胸に切なさの残るストーリー。
※ネタバレを含むプレイメモです。
話を理解する為に色々書いたやつをそのままにしてあるのでご注意を。
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【第八節 哀しみごと君を愛して】
二人で麗穹のお墓を作り彼女を弔った。
その後はカルマに村に戻りたいという気持ちを伝えたナーヤ。
ナーヤは炯眼を使って宝玉鑑定士としての仕事をしたいけど
カルマは逆に炯眼をなくす為に玖家に接触したいと願っていた。
カルマが接触したのが燕來で本当に良かった!
ナーヤは村に戻って御神木の枝を戻したは良かったものの
村人達に見つかって殺されそうになっていた。
フェイが助けてくれたけど族長宅に戻るなり「俺の子供を作ってくれ」と。
そうすれば皆に殺されなくて済むとフェイは思っているようだけど
凶ノ子への憎しみはフェイの想像を越えてるんだよなあ…。
『この村は私が私のまま生きられる場所じゃない』という気持ちが生まれ、
この炯眼をカルマの為に使う事を選んで村から逃げ出した。
飛迅馬に乗ってカルマのもとへと急ぐ。
ルヲが来る前に火貿易でマツリカ村に取引に来てたのって燕來だったの!?
ちゃんと玖家の儀式によってナーヤとカルマの炯眼は蛍聲に戻った。
二人は報奨に銭を貰ったけど二人とも銭の価値がよくわかってなさそうで心配。
燕來はこれで旅支度を整えて王都を出るように促した。
出発前に二人で買い食いした時、カルマはちゃんと買い物が出来るみたいで驚いた。
この時は少し前までの姿がすぐに頭に浮かんでこない程カルマの見た目が変わったなぁと思ってた。
けどカルマの想いは幼い頃からずっと変わっていないのだ。
あんな仕打ち受けてもまだナーヤが村の事を心配してるのが凄いわ。
確かに玖家も蛍聲を復活させて火貿易の必要がなくなったなとは思ったけど。
ルヲに火を熾す方法を村に伝えてもらおうと二人は珊瑚茶館を訪ねた。
ルヲやっぱりいい奴だな~。
小蝶に東の方に行ってみたらとアドバイスを貰った。
東の砂漠の方の盗賊も討伐され、村の再建の為に働き手を探しているという。
小蝶が二人の買い物に付き合ってくれた後、
「蛍聲の事、忘れないであげて」と言い姿を消した。
私にとってもこの旅がマツリカの炯の最後という事もあり泣けてきた。
王都を旅立ち森の中で鳥を捕まえようとしたけど
もう爪も牙もないから失敗したカルマ。
あの頃の癖が抜けきってないところもなんか良い。
けど生霊の声を聞いたり、悪い気配も感じ取れるし全部変わったわけじゃないから心配も薄い。
炯眼がなくなった今、カルマは自分の事を好きでいてくれるのか
ナーヤは不安に思っていた。
「ナーヤ。君が好きだ。
……君は、人間の姿じゃない僕に
優しくしてくれた初めての人なんだよ
君だけが、僕を見て悲鳴を上げなかった。
石を投げたりしなかった。
化け物だ、って言わなかった
僕が、君を連れ去ったのに、
君は僕を命の恩人だ、って言ってくれた。
……手袋まで、作ってくれた
だから、僕はもう一度君を好きになったんだ。
初めて好きになった君を」
カルマはナーヤの不安を感じ取ったのか自分の想いを言葉にしてくれた。
「僕は絶対に君を裏切らない」「君が僕の生きる意味なんだ」と。
森を抜けてたどりついた村は王都から移住を希望する者の多さに
うんざりしていたので次の街を目指す。
【第九節 どうせ忌われる聲ならば、君と二人で鳴らしたい】
次の街の宿で休息をとる二人。
8歳になった龍節の時にカルマに炯眼が宿り、
実の親から「子供を返して!」と殺されそうになり
そこから一人だったらしい。
ナーヤはカルマの生まれた村を探しに行こうと提案した。
曖昧な記憶だったが木々たちの導きでカルマの村を探す。
野営中の満月の夜の続き。
カルマと交わった事で生霊たちの存在を更に身近に感じられるようになっていた。
旅の途中の街道でついにカルマは「石陰村」で暮らしていた事を思い出した。
せっかく故郷の事を思い出したのに辿り着いたのは誰もいない廃村だった。
帰る場所を奪った山賊を憎んだけど
それと同時に自分も同じように村人達を襲った事を思い出してしまった。
自分はたくさんの命を奪って取り返しのつかない事をしたと泣いていた。
自分の死を持って償おうとするカルマにナーヤは死んでほしくなくて
同じ炯眼持ちだった身としてもカルマの罪を共に償うと言った。
蛍聲の助けを呼ぶ声を聞いて二人は王都へ。
王都は火の海に包まれていた。
玖家が王都に反旗を翻し、大量の軍勢を率いて月下を攻め落とそうとしているらしい。
二人は蛍聲のいる北の戦場へ。
【春前終節 遠い風の調べ】
玖家は蛍聲を使役する術を使い、胡家と戦っていた。
その時に王都に火を放ったのも王家だと気付くナーヤ達。
生霊を結び、蛍聲を縛っている金の輪を解く事がカルマとナーヤの使命だった。
生霊の力を借りて、自分達の命を削って、蛍聲の為に歌った。
人間の姿を失った二人。
白い獣となってのびのびと森の中を駆け回る毎日。
青凛が新しい王になり玖家は国外に追放されたらしい。
王都にも平和が戻ったようだった。
人でなくなっても二人は故郷を手に入れて幸せそうに暮らしていた。
スタッフロールの時は切な過ぎると思ったけど
二人に救いがあって良かったと思う。
【雨前終節 忘れない。いつか見た優しい夢を】
第七節で麗穹がやってきてカルマにナーヤを襲うように命じた時
「カルマ戻ってきて!」とナーヤが叫んだところから分岐。
ナーヤの声も届く事無く爪で貫かれた。
ナーヤはカルマの意識が戻った時に彼が傷つかないように
なるべく彼から離れようとしたけどそれも叶わなかった。
死にゆくナーヤの心にカルマへの憎しみの心は一切なかった。
麗穹に復讐しようとしたが彼女は死なず、
自害しようとしたら術でナーヤの記憶を消されてしまった。
もう誰なのかわからない女性の遺体がカルマの住処にあった。
骨になっても毎晩抱きしめて眠っているのが哀しい。
【明前終節 春来りて爪を噛む】
二人で麗穹にお墓を作ったところから。
前回と違ってカルマの矢傷は癒えていない状態。
怪我が治ったら一緒に人間に戻る方法を探しましょうとナーヤは言った。
ナーヤはカルマに文字の書き方や言葉を教えた。
教わった言葉でカルマはナーヤに想いをたくさん伝えた。
そして火貿易の日には自分の姿が見えないように隠れながらルヲに手紙を渡した。
ルヲは今村にナーヤがいない事も
村人に火の熾し方を教える事もすんなり理解してくれた。
数日後にはカルマの怪我も治ったので
二人はカルマの炯眼をなくす方法を探すために岩山を旅立った。
蛍聲の文様が入った服の人物を探す。
しかしなかなか玖家の人間に会えず
炯眼持ちの二人が情報を得ることも難しかった。
再びやってきた満月の夜、二人は獣のように求めあった。
荒れ地にある空き家で人と交わらずに生きていく道を選んだ。
二人の幸せな生活が脅かされる事無くずっと続いて欲しいと思った。
青凛→ルヲ→ゼベネラ→燕來→フェイ→カルマという順でプレイしてきたけど
一番最後にカルマルートとっておいて良かったと思った。
多分燕來ルートの前にやっていたら炯眼を移す儀式の時に辛い気持ちになったと思うし。
一番頭から離れないエンディングは燕來の女王エンディングだ。
あの時に色々と考えすぎたせいもあるかもしれない。
一番好きなエンディングはやっぱり燕來の雪月花国エンディングかな。
様々な困難を乗り越えてきた末に王になったから幸福度が高かった。
二人が五聖獣に祝福されているのも大きい。
スチルもクオリティ高くて大満足だし、
BGMも耳に残る良曲が多かったな。
主題歌とエンディング曲はiTunesストアで買いました。