結果的に個別エンディングの回収のようになっています。
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特に解放できるショートエピソードもなかったので
四章:9で「思い出さなくてもいい」を選択。
夜、喉が渇いて居間に行くと鴉翅がいた。
万華鏡を壊すと冗談なのか本気なのかわからない事を言っていたけど
やっぱりそんな勇気はないらしい。
鴉翅は過去の不幸な出来事を忘れたかった。
明るく振舞っていても忘れられなかった。
けど、この館に来て完全な記憶喪失になったので願いが叶った。
なのに写真を見て思い出してしまった。。
「キミはなにも思い出さずにここにいたほうがいい。
そのほうがきっと幸せだよ。」
「……紅百合ちゃん。キミはアイちゃんじゃない。紅百合ちゃんだ。
オレも、弱くて頼りなかったアキラじゃなくて、
キミを守ってあげられる鴉翅で……。
ねえ……この世界で全部やり直そーよ。
つらい現実じゃなくて、幸せな夢を見よう?……ね?」
そして四章:10・1で「手を取る」を選択し、鴉翅ルートに突入。
隠れ家で二人きりの生活がはじまった。
紅百合は昨日何をしていたかという記憶も曖昧になっていて
鴉翅との生活を当たり前のように受け入れていて
来る日も来る日もずっと一緒に過ごす二人。おはようからおやすみまで状態。
鴉翅と二人で逃げ続けた結果がこの結末。
全てから目を逸らして夢の奥へ、曖昧な世界へ堕ちていく。
鴉翅END「ブラインドネス」読了。
このエンディングを見て、鴉翅だって凄く傷ついていたんだなと思った。
いつまでも過去に囚われずに先に進もうとしていたのに
再会した幼なじみは罪の意識に囚われていて、
一緒に未来を歩んでいきたいアイの心の中には
いつまでもナツキへの想いが刺さっていて八方塞がり状態で辛くて、
そんな気持ちも思い出してしまって心が折れちゃった結果があのENDじゃないのか?
けどこういうエンディングは個人的には好みだったりする(ぇ
三章:3「全部夢ならいいのに」で鴉翅の壁ドン&ショートエピソード解放。
・憧れの女の子(幼少期)
→アキの幼少期。弱虫のヒメちゃん。
居場所を失いたくなくていじめられても笑ってやりすごそうとしていたアキ。
公園でその様子を見ていたアイはアキの事を助けに入った。
怖くても男の子達に立ち向かうアイ。
これはアイの事好きになっちゃうよね。。
それがきっかけで二人は「ご近所さん」から「友達」に。
いつか彼女を守れる男になろうと決意していたが…。
・生きてる実感(鴉翅) 四章付近
→眠れない夜、紅百合の部屋を訪ねてきた鴉翅。
倉庫で見つけてきたビスケットを一緒に食べようと言う。
現実よりも生きてる感じがする世界。
次は二章:2で「鉤翅」を選択し、一緒に蝶々狩りへ。
・一緒におやつ(鉤翅) 四章付近
→ウサギちゃんが届けてくれたタマゴと牛乳を使ってホットケーキを作る事に。
「こんなに近くで寄り添って一緒にホットケーキを作るなんて、新婚さんみたいだね。」
と鉤翅が言ったり。鉤翅が紅百合にホットケーキを食べさせたり。
・僕が怖いこと(鉤翅) 四章付近
→いつも優しいのに紋白には厳しい態度をとる鉤翅。
紋白が悪い人じゃないと伝えたいのに鉤翅に伝わらなくて悲しむ紅百合。
紋白は鉤翅の目的知ってるし、一度は自分から離れていったしね;
三章:3で「誰かと話したい」を選択。
・伝えたらいいのに(幼少期) 四章付近
→自分だってお母さんがいなくて辛いのに
妹があまりにもしつこく泣くので怒って家を飛び出したアイ。
公園で泣いているとナツキがきて話を聞いてくれた。
ナツキも両親がいなくて遠い親戚の家で暮らしているらしい。
・付き合っている人(鉤翅) 四章付近
→居間で恋愛小説を読んでいた鉤翅。
アイに付き合っている人がいるかを聞いてきて「いないと思う」と言ったら喜んでいた。
七章:1の「雨の音」で鉤翅ルートに突入。
緋影に会いに行く前の晩、「まだ仲間なんて信じてる?」と
心をかき乱すような声が聞こえてきて、
その声から逃げるように温室を出る紅百合。
けどその声はどこまでも紅百合に付きまとい否定的な言葉を浴びせてくる。
そうして苦しむ紅百合の前に鉤翅が現れ、紅百合が望んでいたものを与えてくれた。
紅百合の望みはあの時の約束。
ずっと前から夢見ていた幸せな未来。
場面は飛んで現実世界で幸せそうな新婚生活を送るアイと夏樹。
二人とも幸せそうでなんか泣けてくるのにスチルのかわいさもあって
ニマニマがとまらないという不思議な感情に(ぇ
けどそれがまやかしだと気付いた時が悲しかったぜ。
紅百合は気付いてないけどプレイヤーは悲しいよ!!
鉤翅は紅百合の見ている幸せな夢を壊さない。
鉤翅END「望む未来」読了。
キャラ個別ENDはほぼバッドエンドじゃないか;
問題から目を逸らしてこの館で盲目的に誰かに頼った結果という感じだ。
唯一、カズヤENDは元の世界に戻れて良かったし正統派な感じがしたけども。
プレイする前~序盤は山都が気になっていた。
グッドENDを迎えた後には鉤翅の事が心にひっかかるような気持ちがあった。
色々読んでいく中で現代世界での生活を知った後は
鴉翅の想いが報われて欲しいと思うようになった。
自分の事はいいから幼なじみやアイを元の世界に戻して
幸せになって欲しいと願う紋白を見て、
鉤翅の願いは彼ほど綺麗なものではなかったんだと気付いた。
他の誰を犠牲にしてでも生き返りたい、アイと生きたいと鉤翅は願っていたから。
でも鉤翅の抱く願いも当然なものだと思うのでそれが報われないのがかわいそうだと思う。
読んでいく程、キャラが好きになっていくわ。
あとは緋影だけか…。
私はどんな気持ちで黒蝶のサイケデリカの最後を迎えるんだろう。
一応、最後には大団円をもう一度読んで気持ちよく終わろうとは思ってる。