六周目終了。コハクエンディングを迎えました。
プレイ時間は約5時間…。
なんだろう、コハクルートは体感的にもあっという間感がありましたが
本当に他ルートよりもエピソードが短かったのかな?
序盤はコハクの記憶探しから始まり、
最後は梓の記憶をこれから二人で探していく長い旅が始まるという終わり方。
コハクは旅芸人の一座についていって広い世界を旅したいと夢を語っていたので
最終的には梓がコハクについていって
帝都の外の世界を旅するエンディングになるかと思いきや
そこは予想とは全然違いました。
そして、私はてっきりコハクはコマ回しが得意だとわかった時点で、
旅芸人の一座の人間で、帝都に立ち寄った時に
強兵計画の騒動に巻き込まれて憑闇となり記憶を失ったと思っていました。
そこも全然違ったなあ。
コハクの本当の名前が「善次郎」だから善福寺が好きなのかな。
コハクは花街の生まれで、母と子二人で助け合い生きてきたけど
二人とも疫病にかかり、コハクは母の薬を買いに行くため外に出て行ったが
そこで行き倒れ、強兵計画に巻き込まれて憑闇となった。
結果的に疫病のおかげか精神はやられず自我を保っていられたし、
憑闇の実験によって疫病で死ぬ事もなく、奇跡的に何度も命は助かってきた。
最後、瘴気を大量に浴びた身体でも必死に
邪神から梓を守ろうとして瀕死の状態の時に、
「あなたは、おれを忘れないでくれるだけでいい
……おれは あなたの記憶の中で生きていける
それだけで……この恋は 報われるから…さ」
と言った時には泣きました。。
自分は死ぬ寸前なのにそれでもなお笑って梓の幸せを願ってる健気さ…。
いつも自分の事は二の次で、梓の幸せを願っているんだよね。
「元の世界に帰してあげたい」という想いは有馬さんルートの時もあったけど
コハクは写真館に行った辺りでも言ってたし、また少し違った感じではあるかも。
しかし、最後の最後になって自分がコハクの事を好きだと気付いた梓は
コハクとすごした大切な記憶を失うことと引き換えに
黒龍にコハクの命を救ってもらい元の世界へ帰る事を選んだ。
エンディングで、コハクが生きていたのは嬉しいし
元の世界にコハクがいた事も嬉しいが
この唐突な展開に思わず「どういうことよ」と言ってしまった。
ハッピーエンドなのは嬉しいけどさぁ。
けど、コハクと再会した梓が思い出したのは「コハク」という名前だけで、
これから梓の記憶を探していこうというところで終わるんだけど、
コハクはこっちにきてからの生活はどうしてるんだろう?というところが気になった。
あの着物とオーバーオールという格好のままだしね。
正直、黒龍に梓が願いをかけた辺りで私が予想していた事は、
コハクは現代に転生してそこで互いに記憶はないけど
互いに惹かれあうものがあって再会する的な展開になると思っていました。
コハクルートでは、梓がコハクに恋焦がれるまではいかず
どちらかというとコハクは序盤から梓の事を慕っていて、
その一方で梓はコハクの人を「優しい人」って思っている感じ。
だから恋愛面でいうとコハクの気持ちの方が強いんだけど、
梓には帰る場所があるから自分の想いを押し付けずに、
写真とか思い出だけあれば良いって言ってるのがなんか寂しい感じはあった。
本当に最後の最後まではコハクの片思い感が強かった。
毎回スタッフロール見るたびに思うんですけど
せっかくいい歌なので個人的には各々のソロパートがあったら
良かったのになあと思いました。
1の八葉が歌っている「遙かなる時空を越えて」とか今聞いても
めっちゃ胸に染みるしああいう感じにして欲しかったな。