科学的に自分を思い通りに動かすセルフコントロール大全
【著】堀田秀吾・木島豪 【レーベル】ディスカヴァー・トゥエンティワン 【初版発行日】2022/1/28
Kindle unlimitedの対象になっていたので読んでみました。
「科学的に」とタイトルにもある通り研究結果も添える事で
その行動にはどういった効果があるのかというのが説得力のあるものになっている。
まあ正直信憑性の薄い実験結果もいくつかある気はしたけど…。
コロナ禍以降前提の内容です。
人間は「体が先に動いたあとに脳が反応する」ことが近年の科学の常識になっている。
だからやる気を出す為にはとにかく「やる」しかないらしい。
この本を読み終えるまでにかなりの期間がかかった。
内容が濃いからなのか読んでて疲れてしまって長時間読めないorz
何せ95もの解決方法が紹介されていますからね。
【1章 仕事のずるずる】
●マインドフルネスで意識を「今」に向ける。
「いい」「悪い」などの判断をせず目をつぶって呼吸だけに集中する
●やる気を出すのは「小さな成功体験」が必要
目標を細かく区切って小さな成功体験を積み重ねる
●休憩は細かくとった方が集中力も保てて、記憶の定着も良い
25分作業したら5分休憩を意識
●ヴィヴァルディの「四季」の「春」を聴くと注意力や集中力も高まりポジティブに
有名で情緒的で高揚感を高める曲なら同様の効果あり?
●睡眠時間が足りないと認知症リスクが上がる
仕事に関しての内容にWEB会議やテレワークに関する内容が多いのも
まさにイマドキっぽい感じです。
【2章 生活のだらだら】
●SNSは長時間やるべきではないというのが結論らしい。
1日30分程度がベスト。
●抱き枕のような何かを抱きしめたり、動物と触れ合ったりすれば幸せに…
●「ジムに通う=運動の週間を持つ」ことで心身のコンディションが整えられる。
約束の時間も守れるようになる?
【3章 体のずるずる】
●おでこのタッピングで食欲が減退。
●朝起床する時、ストレス的には90分余裕のある二度寝が良い
●テトリスで3分程度遊ぶと食欲、性欲、睡眠欲等が減少する。
短時間であまり考えずにできるパズルゲームが良いらしい。
テトリスがストレスを軽減するっていうのは以前聞いた事がありました。
【4章 心のだらだら】
●ブドウ糖と明記されたラムネを食べると血糖値が高まりイライラに良い
脳は1時間あたり4~5gのブドウ糖が必要。
●捉え直しによるアンガーマネジメント
→目の前にある現象を見つめなおし見方や考え方を変える事で再定義する。
怒っている人を見てその怒っているであろう理由を捉え直す。
●人間はやったことよりもやらなかったことを後悔する
(2023/3/14読了)