解々し編を読了しました。
あの皆殺し編で盛り上がった直後に南井巴の物語だったので
ちょっと当てが外れたような気持ちになってしまい
しばらく放置してしまいました(^▽^;)
けどアライアンス・アライブをクリアしてから再開したら
すっきりとした気持ちで読む事ができたので良かったです。
圭一達の物語から1年前の昭和57年10月の物語。
茨城の学校で起こった竜宮礼奈による傷害事件。
その事件の被害者の一人の「澤村公平」は恋人の「尾崎渚」がお見舞いに来る日に
8Fの病室から転落して死亡してしまった。
それを自殺や事故ではなく「殺人事件」として捜査する巴。
事件を探っている途中で渚は不審な死を遂げてしまうが
捜査の時間を与えられず警察庁広報室への異動が言い渡された。
解々し編はここまでで終了なんですけど
消化不良というよりも巴が梨花の物語の舞台に立つ為の準備が完了したようなお話でした。
今回、巴はレナの調査で雛見沢を訪れており、
その時に雛見沢症候群にかかってしまったらしい(本人は気付いていない)。
ゴミ山でレナを見てから、レナに対する恐怖的なものがあったからじゃない?
電話ボックスのレナと駐車場炎上の時のレナは巴の幻覚だと思う。
羽入からの接触もあり、巴も梨花の運命を切り開く大切なカケラの一つだと告げられた。
黒には黒を。使えるものは何でも利用する。
巴は広報室に異動になってしまったが
今まで巴が実践してきた欧米式のプロファイリングの手法と
それを利用した捜査結果のレポートなどが役に立った。
TV局に企画書を持ち込んで『三ヶ月以内に迷宮入りの難事件を解決する』と言い、
大牧女子学生殺人事件の合同捜査本部に参加する事となった。
春から三ヶ月っていうともしかしたら圭一たちと同じ6月の舞台に上がるんだろうか?
巴は鷹野達「東京」にも目を付けられてるようだし
ここで全部解決しちゃえればいいんだけど…。
ローウェル社の薬害事件。
精神薬「プラシルβ」は安全性的にアウトだったので途中で製造、販売が中止された。
レナが不定期に通っている穀倉の大学病院にて処方されていたっぽい。
そして夏美もこの大学病院で同じ薬を処方されていたようだ。
けど今回の夏美はたまたま出会った巴の言葉のおかげでもしかしたら救われるかもしれない。
危険な精神薬を処方しておいて
このタイミングで薬の製造や販売を中止したっていうのも怪しく思える。
雛見沢の住人が潜在的に「鬼」を持っている事を知った上で
ホームシック気味な患者に薬を処方していたとかではないのかな。
そして終末作戦付近で爆発するように薬をストップして
ガス災害とセットで不安を煽って爆発させた…とか。
巴の高校の時の陸上部の先輩「塚田」との再会。
千葉厚生大臣の秘書を務めているらしい。
けどこいつがかなーり胡散臭い。
鷹野と交流あるのも、看護師の平沼にH173を飲ませたのも塚田じゃないの?
そういや影紡し編で巴を殺した一味の女性って鷹野なのかな。