罪滅し編を読了しました。
結果はBAD END1でしたが…。
今回は圭一が今までの世界の記憶(鬼隠し編、目明し編、崇殺し編、憑落とし編辺り)を
所持した状態でレナのおかれている精神状態を理解して惨劇に抗おうとする話でした。
途中まではレナ視点で物語が進んでいましたがいつのまにか圭一視点に…(汗)
結婚詐欺を企てているリナ&鉄平を、仲間を信用できなかったレナが一人で葬り、
たまたまそれが仲間達に知られてしまった時に
仲間達と互いの罪を許しあって結束を固めた…ところまでは良かったのですが
綿流しの日の後からレナの精神状態は悪化していき、
三四のスクラップ帳や大石との会話から園崎家が黒幕だと信じ込むようになってしまう。
レナも両親の離婚後に母に対する拒絶が強くなり
家から母の痕跡を消そうとする衝動が強くなりすぎて
精神的に参ってしまい毒毒しいカプセルを服用していたようだった。
それは無気力になる薬らしい。
幻覚も見えていたっぽい。自分の身体中に何かがいて、血とともにぶくぶくと溢れ出す異形の虫(?)。
だからそれを掻きだそうとして皮膚を掻き毟ってしまうようだった。
鬼隠し編の時の圭一にそういうものが見えていた描写がなかったから
これはレナの思い込み&幻覚だと思う。
自分が両親の離婚を止められなかった罪悪感と、
「雛見沢にいた頃は幸せだった、雛見沢を出たから不幸になってしまった、
だからこれはオヤシロ様の祟りなんだ」という思い込みがある。
最後にオヤシロ様がレナの前に降臨して雛見沢へ帰るように言うシーンは
オヤシロ様が実際に関与しているのか妄想なのかはわからないですけど…。
罪滅し編に入ってからは梨花の傍に「他人に見えない存在」の描写が増えたので
もし本当の「オヤシロさま」という神様がいるとしたらハッキリ妄想で済ませられないし。。
雛見沢の住人には寄生虫がいて、故郷から遠く離れたところへ長期間行くと
徐々に帰巣本能が働いていく。
一般的にいうホームシックにかかった状態の強い版?
綿流しの後、レナが白いワゴンに後をつけられているっていうのは
妄想に囚われていない圭一が目撃しているから確かな事のようですね。
鬼隠し編の時にも圭一が白いワゴンに狙われていたのも妄想ではなかったんだ。
今回のBAD ENDではレナが警察に交渉を持ちかけていて
それが園崎家に関するものだったと思うけど
結果的に圭一以外のクラスメイトが人質にとられ、レナが撒いたガソリンに火を付けて
学校は全焼して皆助からないという結末になってしまった。
レナを救うにはまずリナ&鉄平殺しをさせないで詐欺の問題を解決させないといけないと思う。
今は梨花ちゃんと圭一しか過去の世界での出来事を覚えていないけど
これからどうなっていくだろう……。
礼奈がレナになった理由は「”い”やなこと」を消したかったから。
途中で「”い”いこと」の”い”である事にも気付いたみたいだけど…。
レナの告白劇の後の圭一の言葉が泣けました…。
「仲間に相談する価値がないって思うこと、仲間を一生否定し続けるってことだぞ!!!
レナにとって、俺たちはその程度の存在だったのか?!
違うだろ?!本当に助け合える関係なのが仲間だってことを、
一番最初から信じてたんだろッ?!
レナが去年からずっと持っていた不信感も、
俺たちが持っていた後悔も、全部吐き出しあった、
だから、俺たちは今こそようやく、本当の意味での仲間になれたんだよ!」