【読】傷なめクラブ

2021030202.jpg
傷なめクラブ(Kindle版)
【著】光浦靖子 【レーベル】幻冬舎文庫 【発行日】2015/7/3
本屋で「傷なめクロニクル」の単行本を見かけ、
家に戻ってから調べてみたら先に「傷なめクラブ」がある事を知り、
Kindle版を購入してみた。
TVブロスという雑誌で連載している
お悩み相談コーナーの2003年~2008年分をまとめた本らしい。
お悩み相談エッセイっていうジャンルがあるんですね。
「生協の白石さん」が好きで「ああいう本ないかな~」と思っていたので嬉しい。
質問者の求めていそうな回答をわざとしないのかっていうような
回答に予想を裏切られる事ほぼ100%。
しかし辛辣だったり天邪鬼だったりする回答の中に
光浦さんの本当に言いたい事が含まれているようなものもあったり、
回答になっていないものもあったり…。
その辺は「傷のなめ合い」って事でいいのかもしれない。
(あとがきで「なめてかかる」って意味も含まれているって知ったけど)
100万円でライブをやろうとするけど適当にされるエピと
大久保さんの「汚い物しか食べてないからね!」が特に印象的だったw
「玩具熱」での青木さやかさんがプレゼントした
エルモによって考え方が変わった話も結構好き。
「人まかせな友人」も勉強になりました。
何もしないから被害者にしかならない。
「いいよ」「なんでもいいよ」で通し続けて最後に後出しジャンケンで
不満爆発するのはずるい性格っていうところが。
犬に自慢話をするおじさんの話に対する回答も勉強になった。
確かにあれに文句を言うんだったら不幸話しかしちゃいけなくなるのかって思った。
いとうあさこさんって気が利く良い人なんだなぁっていうのと
大久保さんってやっぱり面白いなぁっていう発見もあった。
Kindleで漫画ではない本を読む事に抵抗があったけど
使ってみると意外にそこまで読みにくくないですね。
しおりも挟めるし、挟んだページが一覧表示されるし便利かも~。
途中でポピュラーハイライトはOFFにしました。
読んだ事のない本を楽しんでいる時にノイズになるから。
ONにしておくとあの破線に影響を受けてしまってモヤモヤする。
(2021/3/2読了)

タイトルとURLをコピーしました